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今年も県立劇場のホールいっぱいに、鑑賞者を集め恒例の定期演奏会は始まりました。
私も同窓会役員の立場で会場参加をしました。
実はこのホール、NTT博多転勤までの14年間、月2回の県自主事業に年間280名でホール運営協力をしていた場でもあり、この日の観賞参加は実にうれしいものでした。
今年も地元シティFMくまもとの久間珠士織さんの司会ではじまりました。
会場には学校関係者や保護者だけでなく、吹奏楽部先輩らや各スポーツ系部活生徒らも駆け付けてくれていました。
会場ホールでは最高のものを聴かせたいと、今日も市原彰顧問の指揮が、日ごろの成果を高め、各音色をまとめます。
私は母校「東海大学付属熊本星翔高等学校」の、同窓会役員として「卒業証書授与式」に列席しました。
会場の武道館に着くと、初の卒業生が入場順に並びながら、「俺、泣くかもなぁ」など学友たちと最後の談笑を楽しんでいます。
吸奏楽部の演奏で、胸に胡蝶蘭のコサージュを付けた、卒業生342名の入場です。
建学の歌を合唱後、クラス担当の先生が卒業生一人ひとりの名を読み上げます。 生徒ら全員一人の乱れもない返事で、凛々しさの起立です。
男子先生らの多くは、各生徒への思い出が込み上げるのか、泣きながらの読み上げが続きます。
母校は「真ん中に生徒」をスローガンに、先生らは文武両道で他校を超したいと日々頑張って来らましたので、感無量なのでしょう。
母校はすでに今までに24500名の卒業生を出し、今年も新たに342名がこの学び舎から巣立ちました。
卒業証書授与、松前総長賞、生徒会功労賞、優等賞と式次第は続きます。
今後母校は、多くの部活動の強化にも力を入れ、50周年で完成したFIA認定「松前記念グランド」を活用し、新たな女子サッカーチームも誕生しますので、活躍が楽しみです。
学園代表代行の祝辞では、「不安定な社会に飛び出し、どう生きるかがこれから問われている。その各方面での活躍が、今後の母校のイメージを形成する。」と言い切られました。
私も好きな松前重義総長の言葉
「君が憂いに我は泣き、我が喜びに君は舞う」を引用し、学内で育てた真の友情(濁りのない)を、大切にしてほしいとも結ばれました。
女子生徒会長(春から同大学医療ビジネス科に進学)の、最高の卒業謝辞には先生方や関係列席者、保護者から多くの「共感の涙」を誘いました。
この謝辞を聞き何となく、男性学生の力強さ不足も感じてしまいます(笑)。
母校の発展と卒業生が、社会のあらゆる分野で活躍できるように、私ども同窓会役員も昨年の、東京支部・今年は福岡支部立ち上げ、次年度以降に関西支部づくりを進め、OB・OGらのネットワークで経済活動の連携環境の構築も必要かと思いました。
がんばれよ342名。
そして、落ち込んだりした時、たまに帰里した時など、同窓会室においでよ、いつもドアを開けて待ってるから。
谷川政敏(同窓会事務局次長)