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50年振りの母校訪問に思う

2018年12月10日(月)

同窓会関東支部事務局長
佐藤隆光(7期)


 それは50年という月日がまるでうそのような夢のような出来事であった。晩年60才を過ぎた7年ほど前に東海大付属星翔高(旧二高)同窓会の関東支部開設を知り、母校のために何か役に立てればとの思いで事務局長を引き受けることとなった。それから毎年関東支部総会を開き二回、三回と回を重ねるごとに、そういえば母校卒業以来、ほぼ約半世紀50年にわたって熊本はおろか九州に足を踏み入れたことがなかったことにふと気付き昨年の同窓会でそのことを皆の前で口にしていた。くしくも3年前の熊本地震では東海大の学生数名が震災の犠牲となるなどテレビ報道も頻繁にあり、よりいっそう熊本への望郷の想いにかられていた私に同窓会上杉会長から「是非、熊本へ帰ってこなせ」と声を掛けていただき、今年の10月に熊本で行われた大同窓会へ急遽出席することとなった。あわてて飛行機の手配やら準備に追われ、はやる心で結局出発前日は一睡も出来ずに当日の朝を迎えることとなった。学生時代は確かスカイメイトという学割があったが、今や何と65才以上のシルバー割引なる恩恵をうけての搭乗である。羽田を飛び立つことわずか2時間ほどで熊本上空に差し掛かりいよいよ着陸態勢に入ると飛行機の窓からなつかしい阿蘇の山並みが一望に広がり一気に期待が膨らむ。無事空港に到着するとすでに上杉会長が車で迎えに来ていて、すぐさま母校へと向かうこととなったが、土曜の午後ということで授業はなかったものの部活をしていた後輩たちが私達の突然の訪問にもかかわらず皆笑顔で歓迎してくれた。りっぱな専用グランドでのサッカーの練習試合や音楽室でのブラスバンドの活動を暫し見学させてもらい、当時ではとても考えられないほどおしゃれなテラスのある校舎や大きな武道館などあり、まさに感無量であった。学校周辺には刑務所以外なにもなかったはずの昔とは一変し、校門のすぐ目の前には何と東海学園駅が出来ているのには驚いた。そしていよいよ夕刻になり同窓会が開催されると会場には飯田校長はじめ100名以上のメンバーが集い盛大なパーティーが行われた。まず来賓からの祝辞や関係者の挨拶、また野球部監督からは甲子園出場の報告と応援の感謝のことばなどあり、やがて同窓会各支部の紹介となった。いざ関東支部代表として自分の番になると今までのことが走馬燈のように頭をよぎり感極まって涙が溢れてきてしまった。自分では何を話したかよく覚えていないが、50年振りに帰って来た私を暖かい拍手で皆迎えてくれた。

 わずか一泊二日の熊本訪問ではあったが、翌日は中学卒業前に知合った他校の友人と50年振りに再会し、いまなお修復中の熊本城や崩れ落ちた石垣の惨状を目のあたりにみて胸が痛んだ。完全に修復されるのになんとあと20年も掛かるとのことであった。結局友人には、帰りの空港まで付き合ってもらい多くの想い出を胸に家路へと向った。これからも母校のために微力ながら役になれればと思いつつ、青春時代そして今回お世話になった熊本の皆さんには心より感謝申し上げたい。くまモンありがとう。
 
 東海大学付属熊本星翔高校の益々のご発展を心よりお祈りいたしております。 

平成30年10月28日撮影

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