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東京2020

2021年09月08日(水)

1. 【東京五輪】卒業生の髙藤直寿選手が金メダル獲得!!

東京オリンピックの柔道男子60kg級が7月24日に日本武道館で行われ、本校中等部・高校卒業生の髙藤直寿選手(パーク24)が金メダルを獲得しました。

リオデジャネイロオリンピック銅メダリストの髙藤選手は、初戦となった3回戦でヨレ・フェルストラーテン選手(ベルギー)と対戦し、3分45秒で内股を決めて一本勝ちを収めます。ルフミ・チフビミアニ選手(ジョージア)との準々決勝は4分間を戦い終えても決着がつかず、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。チフビミアニ選手が髙藤選手に抱きついて投げにいった行為に指導が出たため、相手の指導3で一本勝ちしました。

準決勝はリオ五輪銀メダリストのエルドス・スメトフ選手(カザフスタン)との対戦に。互いに一歩も譲らず延長戦に突入し、指導2ずつで迎えた11分2秒、スメトフ選手が支えつり込み足を仕かけたところを返して隅落で技ありを奪いました。

楊勇緯選手(チャイニーズ・タイペイ)との対戦となった決勝戦も延長戦までもつれ込みましたが、7分40秒の時点で相手に指導3が入り、今大会日本勢初の金メダルに輝きました。同階級の日本勢では、2004年のアテネオリンピックで五輪3連覇を達成した野村忠宏さん以来、17年ぶりの金メダルとなります。

試合後、目に涙を浮かべてインタビューに答えた髙藤選手は、「これまで井上監督、古根川コーチに本当に迷惑をかけてきました。今までみんなに支えてもらったからこそ、この結果があると思います」と、柔道男子代表の井上康生監督(本校卒業生・東海大学体育学部教授)、古根川実コーチ(大阪府警察)らに感謝を述べるとともに、「豪快に勝つことはできなかったけど、これが僕の柔道です。今まで応援してくださってありがとうございます。これからも金メダリストとして自分を磨いていきたい」と語りました。

「写真提供:フォート・キシモト」

2. 【東京パラリンピック】卒業生の青山由佳さんがガイドランナーとして道下選手の金メダルをサポート!!

東京パラリンピックの陸上競技・女子マラソン(T12クラス)が、9月4日に東京都・国立競技場発着の特設コースで開催され、道下美里選手(三井住友海上)が金メダルを獲得。本校卒業生の青山由佳さん(本校2004年度卒・東海大学2008年度卒・相模原市役所)が、視覚障がいのある道下選手と伴走するガイドランナー(前半)としてサポートしました。

雨の中のレースとなりましたが、前半のガイドランナーとして青山さんが道下選手を落ち着いたレース運びでサポートし、最初の5kmを先頭で通過、7km付近からは先頭集団の中で積極的にレースを進めました。20km過ぎにガイドランナーを同じ東海大学出身の志田さんに交代すると、26km付近の給水所でのスペシャルドリンク補給をきっかけにスパートを駆けて後続を一気に引き離し、3時間00分50秒(大会新記録)で見事金メダルを獲得しました。

道下選手は、「リオデジャネイロ五輪では銀メダルに終わり、チームのみんなと“5年前の忘れ物を取りに行こう”と頑張ってきました。最高の伴走者とこれまでサポートしてくれた仲間たちのおかげで、心から感謝しています」と語りました。

「写真提供:フォート・キシモト
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